月・火・水で読んだ〜

QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)

QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)

 鎌倉の名所案内に殺人事件の混ざった前作とは違い、「熊野名所案内、ただしタタル解説バージョン!」みたいな。
 自分の知り合いにここまで博覧強記な人がいたら「うざい」と思うか奈々たちのように楽しく過ごせるか・・・毎回悩むところ。今回は薬剤師禮子さんの語りで物語が進む。間に入る独白がミステリーといえばミステリーだけど、結構すぐわかるのでむにゃむにゃ。
 日本の歴史が好きで神社・お寺が好きなら半分の人にはおススメ、自分の今まで考えていたことが破壊されるのを恐れるのならススメることはできない。
 ちなみに私はQEDシリーズを読むたびに本を片手に現地へ行きたくなります。せめて鎌倉くらいは行かなくては・・・。

石の中の蜘蛛 (集英社文庫)

石の中の蜘蛛 (集英社文庫)

 「ダブ(エ)ストン街道」しか読んでない浅暮さんの作品。正直、「ダブ(エ)ストン」の印象しかないと「へぇ」な感じ。事故により聴覚が異常に発達した人の話。
先日読んだ「オルファクトグラム(井上夢人)」は嗅覚が視覚化しその表現が多彩でなんとなくではあるが、想像することができたわけなんだけども・・・
 ちょっと私には合わない結末だったなー。「ダブ(エ)ストン」は好きなんだけどな。