読んだ

リドル・ロマンス 迷宮浪漫 (集英社文庫)

リドル・ロマンス 迷宮浪漫 (集英社文庫)

 美形で国籍不明な心理探偵「ハーレクイン」が人間の心を暴いていく連作ミステリ。
 電車の中で読むのに丁度いいライト感。川口まどかの「やさしい悪魔」に少し似た感じがあるかな?それにしても登場人物の名前がややこしすぎて困ります。読めないw 

いつもの朝に

いつもの朝に

 今邑彩さんの久々の新作!(だと思う)二段組の413ページで読み応え充分。結構時間かかるかな?と思っていたんだけど面白くてあっという間に読み終わってしまった。
 優秀な兄と、正反対な弟。正義感の強い父(他界)と画家の母の元幸せに生きていた中学生の兄弟がある日、恐ろしい出生の秘密を知ってしまい・・・
 電車の中で泣いてしまった・・・恥ずかしい。涙もろいにもほどがあるのです。
 犯罪者の因子はずっと受け継がれてしまうのか、人間は人間を救うことができるのか。
信じる気持ちが大事なのです。後味のいい素敵な作品です。